久しぶりの映画の話
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聖なる鹿
おはようございます、クリスマスいかがおすごしでしょうか。僕はバカでかいアップルパイとケーキを食べた後15時間寝て過ごしました、メリークリスマス。
できればこんなブログなんて見ないでこの映画観てほしい。
トナカイではなく鹿がタイトルについてる映画の話です。
”聖なる鹿殺し”を観ました。
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あらすじ
しかしスティーブンには、家族には内緒で、可愛がっている16歳の少年マーティンがいた。ある時マーティンを家に招待し、家族に紹介する。
すると、その日を境に、彼の子供たちに、不思議なことが起こり始める。
まず、幼いボブが立てなくなる。そして食べ物を一切受け付けない。
マーティンに呼び出されたスティーブンは、衝撃的なことを告げられる。
「最初に歩けなくなり、次に食べられなくなり、目から血を流し、そして死ぬ。
スティーブンが家族の誰かを選んで一人殺さないと、スティーブン以外の家族が全員死ぬ」のだと。実はマーティンの父親はスティーブンの手術で亡くなっていたのだ。
「先生は僕の家族を一人殺したのだから、先生も家族を一人失うべき」だとマーティンは言う。医師であるスティーブンとアナは必死にボブの身体を検査するが、どこにも異常は見つからない。そのあとを追うように、キムも突然倒れてしまう。
何の解決の糸口もつかめぬまま、タイムリミットは刻々と迫って来る。
スティーブンは家族の誰かを選んで殺すのか?それとも、3人全員を失うのか?
少年マーティンは、一体何者なのか?
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何も考えず観てほしい
とにかく怖かった。同監督の”ロブスター”という映画もホラーとは違う異質な怖さがあったけどこの映画のほうがわかりやすい怖さがあった。
映画に出てくる人物大体がクソなんだけど息子のボブだけはマーティンの言いなりに最後までならなかった。かわいそうなボブ。
娘のキムも妻のアナも自分が犠牲になるなんて一言も言わず、主人公にもマーティンにも懇願する、女って怖い。アナがマーティンの足にキスするとこマジで怖かった。
キムが歌う歌も元の曲を聞くと全然感じないんだけどキムが歌うだけで不気味さがマシマシ。
bgmも常に不協和音としか言えない音が鳴ってて不気味すぎる。
主人公にも同情はできなくて誰にも一切感謝したり謝罪をしない。本来なら主人公に同情してしかるべし映画なんだけど人間性とか手術の失敗も隠してたしね。家族であって家族ではない人間関係がスティーブン家にはある。
最終的にマーティンがなぜ神がかり的なパワーを持っているのかとかは明かされないで終わるのがこの映画のキモだと思う。あくまでマーティンも父親を殺された一人の人間としてるのかな。わかんないけど。
カメラワークが独特なものが多くて一か所から徐々に引いていくシーンとか、天井から吊り下げて撮っているようなアングルとかあんまり見ないようなアングルが多かった。より不安をあおってくる、、。冒頭から心臓のアップで始まる映画聞いたことない。
ラストの目隠しロシアンルーレットにつなげるための冒頭の心臓アップだったのかな。
父親をなくしたマーティンと息子をなくしたスティーブンという対比にするためにも決められてた終わり方だとも感じた。すべてが神の力で動かされてるって感じが端々から伝わってくる。
寝起きで頭回ってないまま書いたら何が言いたいのかよくわかんない人になっちゃった。見てくれた人がいたらありがとうございます。孵化厳選してきます、おやすみなさい。